突然、夫から離婚を請求されたケース

状況

専業主婦であった○○さんは、ある日、突然夫から離婚を切り出されたため、何もわからないまま、経済的な不安を抱え、相談にいらっしゃいました。

専門家の提案＆お手伝い

○○さんは、有責配偶者ではなく夫の主張も離婚自由に当らなかったため、夫からの離婚の請求を拒否することも可能でした。しかし、状況から見て、これ以上婚姻を継続することは難しいと判断し、離婚自体は受け入れ、離婚後の生活を安定させるために、扶養的財産分与として毎月一定額を支払ってもらえるよう請求することを提案しました。

結果

当初は、話し合いによる交渉解決を目指しましたが交渉がまとまらず、調停までもつれたものの、○○さんの請求が認められました。
経済的不安を理由に離婚に踏み切れない方や、正当な権利を主張することのできないまま離婚に至ってしまう方も沢山いらっしゃいますが、正当な権利を主張して、話し合うだけでも、その後の不安を大幅に軽減することができる場合もあります。離婚はデリケートな問題のため、一人で悩みを抱えてしまいがちですが、少しでも不安や疑問を感じた場合には専門家にアドバイスを求めることをお勧めします。