モラルハラスメントについて
モラルハラスメントとは、精神的暴力・嫌がらせ、分かりやすくいうと家庭内でのいじめのようなものをいいます。
実際に暴力を振るう家庭内暴力(DV)とは違い、モラルハラスメントは言葉や行動、態度によって相手に精神的苦痛を与えます。
モラルハラスメントの被害を受けているにも関わらず、ご自身では被害を受けていることに気付かない方がとても多くいらっしゃいます。
本を読んだり、第三者から話を聞いて、自分が被害者であることに初めて気付く方も多いです。
モラルハラスメントの特徴
モラルハラスメントの加害者となる人物には特徴が存在します。
加害者となるのは、「自己愛的な変質者」であるといわれています。
- 異常な自己顕示欲
- モラルハラスメントの加害者は、周囲からの評価を気にすることが多いです。
「仕事ができる」「才能がある」「優秀である」と見られたいと思っていることが多く、
実際に世間でエリートと呼ばれる方が、モラルハラスメントの加害者になっていることが多いです。 - 責任を押し付ける
- モラルハラスメントの加害者は、何か問題が起こってもそれが自分のせいであるとは考えません。
話をすりかえてしまったり、自分が浮気をしたとしても浮気させるようなお前が悪いなど、相手のせいにしてしまいます。 - 突然怒ることがある
- モラハラ夫は、妻に対して自分が優位に立つために、突然怒ることがあります。
たとえば、テレビを見ていると突然、「うるさい、テレビを消せ」と怒鳴る、といった具合です。
定期的に怒ることで、夫婦関係に上下関係をつけたいのです。 - 周囲から気付かれにくい
- モラルハラスメントは家庭内で起こる出来事ですから、周囲には気付かれにくいのです。
また、モラハラ夫の見た目はとても穏やかな人である場合もあります。
モラハラ夫が周囲に対して「いい夫」を演じているため、妻が被害や悩みを訴えても、周囲の人々になかなか理解してもらえないこともあります。 - 被害者の心理
- モラルハラスメントの被害者は
「私が間違っている」
「私が悪い」
と思って我慢している方が多いのですが、まずは自分が被害者だということに気付くことが重要です。
我慢していても、それが苦痛となってしまいます。
モラルハラスメントはどんどんエスカレートしていきます。
これまでご相談をお受けした方の中には、夫のモラルハラスメントをずっと我慢していたため、多大なストレスを受け続け、ついに体調を崩された方もいらっしゃいます。
しかもモラルハラスメントが治る可能性はとても低いのです。
夫のモラルハラスメントの被害にあわれている方は、一人で悩まず、まずは当事務所までご相談下さい。